味わい削りなどで使う厳選かつお節(荒節)のお話
いつも山長商店のオンラインショップをご利用頂きありがとうございます。今回の工場だよりはつおぶしの原材料である「かつお節」を製造している産地の方に、水揚げからかつお節(荒節)ができるまでの写真を何枚か送って頂きましたのでご紹介します。
まずは、鮮度を保つために船内で急速冷凍された鰹が港に水揚げされます。
その後、凍った鰹を解凍し、余計な部分を切りおとす、「生切り」という工程を経て、生切りをした鰹を籠の中にならべる「籠立て」をおこないます。
籠立てがすんだ鰹は「煮熟(しゃじゅく)」という煮る工程で、たんぱく質を凝固させます。「生切り」の工程写真については、苦手な方もいらっしゃるかもしれないので、省かせていただおりますが、この煮熟までの工程で、鰹のもつ旨味を凝縮させています。
煮熟の工程後、かつおは、「骨抜き」という、骨やうろこなどの荒節にする際に不要となる部分を人の手で一つ一つ取り除き、最終工程として薪をくべ、燻して乾燥させる「焙乾」します。
籠立て
焙乾
最終工程の焙乾ですが、2番火、3番火と何日もかけて燻し乾燥を繰り返し、徹底的に水分を抜いていきます。
そして、ひと月以上をかけて私たち山長商店で使用するかつおぶしの原材料「かつお節(荒節)」が出来上がります。この荒節になった時点で、水分を徹底的に抜かれたかつおの重さは、およそ5分の1位の重量になっています。
そして、完成した「かつお節(荒節)」が私たち山長商店に運び込まれた後、けずり節職人によりさらなる工程を経て、皆様にお届けする様々な商品となっていきます。
味わい削り(かつお) 500g
鹿児島県産のかつお荒節を市販品よりも薄く削っているので口触りがとてもよく、トッピング用としても美味しく頂くのはもちろん、だし用に使って頂いても香りと旨味のバランスが良く、お吸い物、煮物、麺類の出汁、鍋類など、何にでも使える弊社オススメのかつお節です。
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