検証してみました!水の硬度とだしのお話
いつも山長商店の削り節、だしパックをご愛顧頂きありがとうございます。過去に何度か削り節の厚みを測ってみましたという記事を書かせて頂きましたが、今回の工場だよりは水の硬度とだしについて検証してみましたのでご一読下さい。
削り節をお納めさせて頂いているお客さまから、年に数回ではありますが「出汁の濁り」についてお問い合わせいただく事や、海外のお客さまからだしがうまく出ないというお話を頂く事があります。水の違いが原因となる事が多いので今回は山長商店の天然だしパックを使って硬度の違う水で検証してみました。

水には軟水と硬水がありますが、それは水に含まれるマグネシウムやカルシウムの量で決まり、含まれる量を硬度で数値化し、0~120mg/l未満を軟水、120mg/以上を硬水と呼ばれています。
上の写真は実際に硬度の違う水で出汁をとったものとなります。※水道水は地域によって源水が違うので硬度も地域毎に違います。
写真を見て頂くと硬水になればなるほど出汁が濁っているのがおわかりいただけると思います。
お客さまの中には軟水機を使用されている方もいらっしゃいますがその理由がよく分かる結果となりました。軟水の中でも硬度によって出汁の風味の違いがあり、好みが分かれるかもしれませんが昆布の味も硬度が低い方がよくでているように感じました。ちょっと気になるんだよなぁという方がおられましたら、水を変えてみるのも良いかと思います。
だしについてのご相談がありましたら是非、お気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせ・ご相談下さい。
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